トップ > 7章「外部データを利用しよう」 > 3.データの区切り/リスト化

3.データの区切り/リスト化

7章「外部データを利用しよう」-高校生から始める"Python(パイソン)"で行うデータ処理-

今回のようなデータを使えるようにするには、いくつかの手順があるので、ひとつひとつやっていこう。

はーい。

Googleのツール(Colaboratory)を使う場合も、 +コード をクリックしてから、以下のコードを入れて、実行してください。実行する際、csvファイルの場所は前の内容に示したように指定するようにしてください。ただし、ファイル名は指定された形で保存・提出してください。

 作業 「データをリストに変換しよう」  

csv.py に以下の部分を見て、修正/追加する。その後、実行する。
# csvファイルをリストで読み込み
file = open('15u_data.csv')
line = file.readlines()
file.close()

# 読み込んだデータをカンマ(,)で区切ってリスト化する
year = line[4].split(',')
jpn = line[5].split(',')
usa = line[6].split(',')
can = line[7].split(',')
gbr = line[8].split(',')

print(usa)

 解説 「データをリストに変換しよう」  

year = line[4].split(‘,’)とは「line[4]のデータを,(カンマ)で区切ってリストの形にして、yearという変数に入れる」という意味である。
例えば、 year = line[4] とだけやってしまうと、csvファイルの5行目のデータを区切りなくひとつのデータとして読み込んでしまう。
splitという関数を使うことで、特定の文字で区切ることで、リストのデータとして扱えるようになる。
参考として、usaの中に入っているデータを表示してみた。

今回はカンマで区切ったけど、その他の文字でも区切ることができるので、状況に合わせて使うといいね。

なんでリストの形にするんですか?

今まで、グラフにするために、どのようなデータを使っていたっけ?

あ、リストでデータを扱ってましたね。

そうだね。どのようなデータ、データの型が必要なのか、ということを考えて作っていけるといいね。

<--前へ | トップへ | 次へ-->
-高校生から始める"Python(パイソン)"で行うデータ処理-