大学院進学・論文作成の考えを整理

大学院進学について、どのように捉えればいいのか、悩んでいて、鈴木先生と話ができたので、まとめようと思う。結果、大学院進学だけでなく、論文作成の基本的な考え方も押さえつつ、新たな課題も頂いた…(汗

教育工学者としては「大学院進学や研究・論文のために授業をする」ではなく、「最大限に考えて授業を実施して、その結果、最高の授業になり、それを研究・論文化して、大学院進学に結び付く」という考えを持つ。教育工学者は一般の(?)研究者とは違く、授業や教育実践が研究対象となるため、授業や教育実践を適切で最大限以上に良いものにすることで論文につなげることができる。逆に言えば、授業をいい加減に実施して、何かの論文を作成するのは、教育工学者ではない、ということである。授業や学習が成り立つ何かがあってこその教育工学者だと言える。

とにかく自分の授業を全身全霊、最大限以上の知識と技術を駆使して、学習者の成長を促すことを実践する。そのことを進めることで、研究や論文といったところに繋がってくる。そして、『学習者が成長した』と言うために、「何が成長したのか(目標・目的)」「成長した証明は何か(評価)」「成長させたのは何によってなのか(方法)」といった「メーガーの3つの質問」を常に考えること。

大学院で学位を取ることばかりに気を取られて、目の前の授業が良くならないのでは、教育工学者としては失格である。私自身も「大学教員なら、まずは学位を取らないと」と考えがちだった。目が覚めたなぁ。しっかりと自分の目の前を見て、地に足をつけて、最高の実践を実施することが重要。「最高の実践」であれば、誰もしたこと無いはずだから、自信も持てるし、研究や論文にもなる。

とにかくアイディアを出して出して出しまくって、絞り出して、アイディアを実践に取り入れていく、ということをやりまくる!教育工学者として大事なのは何か、常に考えて、本気且つぶっ倒れるまでやりまくる!

大学での授業や先日のセミナーをドキュメント化する課題をいただいたので、状況によるけど、やっていること・やったことをまとめる作業をし続けることも併せて。

 

整理